飲み方いろいろ! 泡盛の美味しい飲み方
投稿日:2017-11-11
蒸留酒である泡盛は、幅広い飲み方が楽しめ、和洋中エスニックと、どんな料理にも合うのが特徴です。
一般酒30度の、沖縄のスタンダードな飲み方は水割り。他にもロック、お湯割り、ストレート、炭酸割り、カクテルなどでお楽しみいただけます。
古酒(クース)の場合は、まずはおちょこやグラスに注いで、ストレートでじっくりと味わってみて。
熟成年数が10年ぐらいまでのものなら、味見した後は、お好みでロックや水割り、お湯割りなどでお楽しみください。
気軽に水割り
沖縄で最もポピュラーな飲み方。
水を加えても風味や香りが薄まることがない、“のびの利く”お酒なので、食中酒として飲む時などには水割りがおすすめです。
アルコール度数30度の場合は水7:泡盛3、度数25度の場合は水6:泡盛4で割ると、アルコール度数が12度程度になります。後はお好みで調整してください。
氷を入れる場合は、グラスに氷をいっぱいまで入れ軽くかき混ぜ、泡盛をお好みの量注いでからさらにかき混ぜて氷と泡盛をなじませてから、よく冷やした水を注いでかき混ぜてください。まろやかな味と芳醇な香りが楽しめます。
また、シークァーサーやレモンなどの柑橘類をちょっと絞って入れると、爽やかな風味が楽しめます。
氷を入れない水割りの場合は、泡盛の味と香りを楽しみたい時におすすめ。水・泡盛ともに常温で。
長期熟成古酒や、初めての銘柄をじっくり味わうストレート
古酒(クース)や、初めての銘柄を飲む時には、まずはストレートでなめるように少しずつゆっくり味わってください。
とくに年代物の長期熟成古酒(クース)の場合は、おちょこなどに注いだ後に、ゆっくりと時間をかけて香りが開くのを楽しみましょう。
さらに、古酒を注いだおちょこやグラスを手のひらで温めながら時間を置くと、バニラのような甘みのある香りが広がりますので、芳醇な古酒の味とともにじっくりと楽しんでください。
飲みごたえのオン・ザ・ロック
冷たい喉越しや泡盛の風味を楽しみたい人にはオン・ザ・ロックがオススメ。口の広いグラスに大きめの氷を入れて、ゆっくりと氷が解けていくなかで、味の変化を楽しんでみてください。
涼感たっぷりの飲み方として、ロックグラスなどにクラッシュアイス(小さく砕いた氷)をたっぷり詰めた上から泡盛を注ぐのもおすすめ。
泡盛の華やかな香りや甘味がキリリと引き立ちます。
スキっと爽快! 炭酸割り
泡盛の味やコクを、スキッと爽快な飲み口で楽しむなら炭酸割りで。炭酸割りの場合、泡盛の量を水割りの時よりも若干少なめで作ると、より爽快感が楽しめます。
炭酸が抜けないように、あまりかきまぜすぎないように。シークァーサーやレモンなどの柑橘類をちょっと絞って入れると、さらにスキっと感がアップ♪します。
炭酸水の他、トニックウォーターやジンジャーエール、コーラなどで割ってもおいしいですよ。
体ぽかぽか。優しい香りに癒される……お湯割り
寒い季節にぴったりなお湯割りも、泡盛でぜひ試してください。泡盛独特の甘みがさらに引き立ち、体もぽかぽかに温まりますよ。一般酒30度の場合、まずは泡盛3:お湯7でアルコール度数12度ぐらいでお試しいただき、お好みで濃さを調整してください。
先に泡盛を入れるのもよし。泡盛の香りをもっと楽しみたい場合は、お湯を先に注いだ後に泡盛を注ぐといいでしょう。
また、度数の高いものは、ぬる燗がおすすめ。お湯の温度や入れる順番で香りや味わいが変わるので、お好みで調節してください。
また、手間はかかりますが、水割りを作ったもの1日ぐらい寝かせてからお燗すると、味が馴染んでおいしさアップします。
蒸留酒なのでいろいろなものと合わせてカクテルも楽しめる!
泡盛はカクテルベースとしても大活躍。カンタンなものとしては、柑橘系やアセロラなどのフルーツジュースと相性が良い他、家庭にあるもので泡盛と相性のよいものとして、ウーロン茶や緑茶、ブラックコーヒーなどもおすすめです。
本格カクテルに挑戦したい方は、40度以上の泡盛を使用すると良いでしょう。
ラムの代わりに泡盛を使えば、カンタン泡盛モヒートも作れますよ。
飲み方写真:沖縄県酒造組合「泡盛百科」