単式蒸留だから泡盛は熟成する
投稿日:2019-04-21
平成31年4月21日(日曜日)
沖縄にいると気が付きにくいことですが、泡盛は特別な蒸留酒
であることが新聞などから伝わってきます。
古酒文化は日本では沖縄独自の文化に思えます。
古酒をクースと読む習慣は最近のことで、泡盛関係者は
5年古酒、古酒表示など「こしゅ」と発音し、クースとは言いません。沖縄そばを「そば」と頑固にとおした盛り上がりはありません。古酒(ふるざけ)とは誰も言いませんが・・・・・・。「コシュ」でも「クース」でも気にならないでしょう。「ちゅらさん」で全国的に有名になったゴーヤーマンのインパクトがあればゴーヤーが全国的呼び名になったようにチャンプルー、にんじんしりしりー、サーターあんだぎーが一般的に通用することは嬉しいことです。
個人的には「コシュ」のほうが「クース」より語感がいいです。連想するイメージの問題ですが・・・。
泡盛の最大の魅力は古酒にあります。
熟成の段階が全く解明されていないと言えます。
古過ぎても良くない場合もあります。お土産用の泡盛は
熟成させるのには向きません。陶器の場合、密封が完全には
難しいでしょう。年数も金額も絶対的価値を示していません。
単に量が少ないので需要と供給の関係で価格が決まります。
現時点で最も基準になるのが、・・・・賞受賞泡盛ではないでしょうか?各ある賞の中でも酒造所が最も気になるのが「県知事賞受賞泡盛」だと言えます。
最近は研究機関と共同で酵母の開発や熟成の過程の究明が勧められています。熟成の決め手は「バニリン」の生成の仕組みと密接に関わっていると言えます。古酒選びに参考にしてはいかがでしょうか。