「琉球料理、泡盛、芸能」 日本遺産に認定 琉球のおもてなしをPR [沖縄タイムス]
投稿日:2019-07-24
日本遺産は個別の文化財を価値付けるものではなく、地域の文化や魅力をストーリーとして評価することで、国内外に発信するのが目的。
交付を受けた玉城デニー知事は「琉球王国時代から今にしっかり伝えられているウチナーンチュの宝だ。日本遺産に登録されたものを積極的に展開し、沖縄観光の質を高めていきたい」と喜んだ。
県は、首里城が所在する那覇市、国立劇場などがある浦添市と連名で申請していた。タイトルは「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして『芸能』」。
礼節を重んじる「守礼の邦」琉球が、中国から派遣された冊封使節団などをもてなすために振る舞った琉球料理や泡盛、琉球舞踊をストーリーに仕立てた。
日本遺産審査委員会(委員長・下村彰男東京大学大学院教授)による審査では、「琉球王国時代からの歴史を生かしたおもてなしの文化は、沖縄の大きな武器。沖縄らしさにあふれ興味深い」と評価された。
県は日本遺産の指定を、15年度から取り組んでいる沖縄伝統の食文化の保存・普及・継承に生かしたい考えだ。